看護の仕事をしている看護師で、今のポジションよりも上に行きたい人もいることでしょう。どうすれば上のポジションに行くことができるのか悩んでいる人も多いものです。キャリアアップしたいといった悩みを持っているのなら、しっかりとスキルアップをして専門性を高めるのが最適です。
専門性を高めるには、さらに上の資格を取得するのが基本となります。例えば、専門看護師と呼ばれる職種がありますが、目指すには試験に合格する必要があります。専門看護師は、より困難を極める健康問題を抱えている患者に対応可能な看護師のことです。看護のエキスパートとも呼ばれる専門看護師ならではの仕事に多く携わります。また、地域の方と連携して患者をサポートしたり、看護師のリーダーとして後輩を育成するといった仕事を行うのも特徴です。専門看護師は大学院に2年通う必要があるため、下準備に時間をかける必要があります。
専門性の高い資格として、認定看護師と呼ばれる職業もあります。こちらは特定の分野に特化する看護師で、現場では看護ケアプロフェッショナルとして活動できるのがメリットです。専門看護師と比べてみると資格の取得も短期間で行える上、活動できる範囲が広がり他の部署などへの指導も行えるのが特徴といえるでしょう。また、夜勤が減るまたは免除になる可能性も高いです。ちなみに、認定看護師は全部で21種類の分野に分かれており、なかには緊急医療現場で活躍できる緊急看護や創傷管理を行う皮膚排泄ケアなどを行う仕事もあります。
また、認定看護師は、在宅療養中の患者に対応する訪問看護の現場で活躍できることも強みの一つです。認定看護師の資格は専門看護師と比べると比較的簡単に取得できます。